今年1月初旬に文藝春秋デザイン部の関口信介さんが急逝されたそうです。僕はつい先日この訃報を知りましたが、本当にショックで信じられませんでした。関口さんはこれまでにたくさんの素晴らしい装丁を手がけてこられた方で僕もとても思い出のあるデザイナーさんの一人でしたので本当に残念です。


number/文藝春秋 2008年2月8日号(過去のお仕事です)今から丁度10年前、当時仕事ではカットしか描いた事のなかった僕に
初めての見開きの仕事をくれたのが関口さんでなかなか要領を掴めずにいた僕に何度も打ち合わせをしてくれたりととても根気強く何も知らない青びょうたんな僕を導いて下さいました。
過去に一度、絵の道を諦めてひっそりと東京を離れた事もありましたが
その時も関口さんが食事に連れていってくれたんですね。

あたらしい哲学入門 土屋賢二 書/文藝春秋 2010年(過去のお仕事です)人生で初めての装画のお仕事も関口さんでした。
こんな寂れたブログに書かれてしまい(苦笑
関口さんもさぞご迷惑かと思いますが、どうしても、書かいてしまいました。 すみません
関口さん、これまで本当にありがとうございました。僕は一生忘れません。
今更ですが、心よりご冥福をお祈りいたします。